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粘弾性アナライザ(MODEL VR-7130)

概要

VR-7130全自動粘弾性アナライザ(DMA)は
試験の自動化とユニークな温度センサーの
採用により、測定誤差やばらつきの発生原因を
徹底的に排除した試験機です。
THERMO JETTERとの組合わせにより、
液体窒素を使用せずに-90℃までの測定が可能です。

 高分子材料は、金属などの弾性体とは異なり粘弾性体であります。物質は力を加えない限り変形しません。金属などの弾性体の場合は、加えた力(入力)に対しての変形(応答)が同時に発生するのに対して、高分子材料の場合は、入力と応答の間に時間のずれが発生します。この関係は測定する供試体の組成によって異なるとともに、温度、速度及び変形量に対する依存性も持っています。高分子材料は、これらの違いを利用しさまざまな用途や分野に用いられています。
これらの特性は、材料物性として扱うことが多いことから非常に微小な入力(力又は変形)を加えたときの反応(力を加えたときは変形、変形を加えたときは力)を測定することが一般的で、試験機の精度や実験者の誤差を少なくできる試験機が望まれております。
粘弾性アナライザ(MODEL:VR-7130)は、高分子材料の粘弾性を測定するうえで、機差や測定ばらつきの原因を徹底的に排除することでつくりあげられた試験機です。

用途

 テストピースによる製品特性のシミュレート

 

 タイヤの磨耗/摩擦/転がり抵抗/発熱など
車の乗り心地/防振性能/騒音
他防振/制振/シール性・・・など

 

 分子構造/劣化度など

 

特長

 最大60個の試験片の全自動運転が可能(オプション:100個)

  • 試験片キャッチング、測定、排出までを完全自動化することで、測定者による誤差を徹底的に排除

 

 ステップ昇温方式とゴム被覆熱伝対の採用によって、より正確な温度測定が可能

  • 温度センサにサンプルと同じ厚さのゴム被覆を施した熱伝対を用いかつ昇温方法にステップ昇温方式を用いることでサンプル温度と温度センサ間の温度差を解決

 

 圧電式ロードセルの採用によって、より正確な荷重測定が可能

  • 粘弾性の測定では数μmから数十μmといった微小な変形を測定することから各構成品の剛性(たわみ)が試験結果に影響します。本試験機では、剛性が高い圧電式ロードセルを採用

 

 コンパクト化により筐体共振等の影響を排除

試験領域(0.1〜200Hz)間で精度のよい測定が可能(試料のもつ固有振動を除く)

  • ​​​​​​​

 混合冷媒冷凍機の採用によって低温−90℃(実績)まで、液体窒素を使用せず試験可能​​​​​​​

 

 位相を直接算出することで測定精度が向上​​​​​​​

 

 マスターカーブの作成が可能(オプション)​​​​​​​

 

 最大周波数及び最大荷重を従来機種よりアップさせたことで幅広い範囲の粘弾性特性の測定が可能​​​​​​​

  • 周波数:0.1〜200Hz(0.1〜100Hz)
    最大荷重:200N(90N)
    ※括弧内が従来機種

試験項目

 定点測定

 

 温度分散試験

 

 周波数分散試験

 

 ひずみ分散試験

測定項目

 絶対複素弾性率[E✽]:10−1〜104MPa

 

 貯蔵弾性率 E’:10−1〜104MPa

 

 損失弾性率 E’’:10−1〜104MPa

 

 損失正接 tanδ:0.001〜3.000

ソフトウェア

 データベースソフトウェア

 試験条件の管理

 試験結果の管理

 試験機器条件 管理​​​​​​

 データバックアップ​​​​​​​

 

 

 計測ソフトウェア​​​​​​​

試験条件入力画面

 試験種類選択:定点測定、温度分散、周波数分散、ひずみ分散など

 試験条件設定:試験温度、試験周波数、試験ひずみ​​​​​​​

 サンプル条件:厚さ、幅​​​​​​

 

 

試験画面

 試験中結果をリアルタイム表示(グラフ表示及び数値表示)

 ステータス画面によって現在の状態が確認可能。エラーの際の確認も容易​​​​​​​

 試験後レポート出力及びテキスト(CSV形式)変換が可能

 

 

 マスターカーブソフトウェア​​​​​​​

実際に試験ができない高周波数時の粘弾性特性を実験式によって推定

 低温度特性 ⇒ 高周波数特性

 高温度特性 ⇒ 低周波数特性

仕様

名称 全自動粘弾性アナライザ
型式 VR-7130
試験片形状 短冊状試験片 40(L)×4(W)×2(t)mm
試験方式 引張方法
試験片搬送装置 最大60個(オプション 100個)
チャック間距離 20mm(オプション 10mm)
荷重検出 (1)荷重検出器:圧電式ロードセル
(2)最大荷重:200N(自動レンジ切り替え)
(3)分解能:1%F.S.
変位検出 (1)変位検出器:光ファイバ非接触式微小変位計
(2)最大変位:2,000μm
(3)分解能:0.3μm
加振 (1)加振機:電動加振機(チャック下側加振)
(2)加振波形:正弦波
(3)加振周波数:0.1〜200Hz 連続可変
(4)加振歪振幅:±0.1〜±2.5%(40〜1,000μm p-p)連続可変
(10mmチャックの場合は±0.2〜±5%)
初期伸張 (1)機構:電動加振機による下部チャック駆動
(2)方式:定歪方式、定荷重方式(変位量換算)方式
(3)伸張量:0μm〜2,000μm
恒温槽 構造:左右自動開閉方式
試験温度 −90〜200℃(冷気発生装置)
−100〜200℃(液体窒素併用)
安全装置 (1)非常停止スイッチ
(2)過昇温防止機構
(3)エア圧力スイッチ
(4)漏電遮断機
外部通信 (1)試験機本体制御:USB
(2)温度制御:RS-232C(D-SUB 9pin)
ユーティリティ (1)試験機本体:電源 AC100V 単相 1kVA 乾燥空気 0.4MPa
(2)冷気発生装置:電源 AC200V 三相 4kVA 乾燥空気 0.5MPa 流量 100L/min
使用環境 (1)温度:5〜40℃
(2)湿度:35〜80%RH
寸法 本体及び架台:約520(W)×1300(H)×600(D)mm
冷気発生装置:約400(W)×1300(H)×800(D)mm
付属品 荷重校正用ループバネ、標準工具、各機器接続ケーブル

オプション

 マスターカーブソフトウェア

 

 温度/ひずみ分散試験、温度/周波数分散試験

 

 替刃式試験片打ち抜き刃

粘弾性アナライザ(MODEL VR-7130)に関するお問い合わせ

TEL.042-572-1397 (月曜~金曜 午前9時~午後5時)
FAX.042-573-1520

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